ありんくりん連絡蝶
「ありんくりん連絡蝶」2024.06.21
「ありんくりん連絡蝶」2024.06.21
沖縄は昨日(20日)に梅雨明けしました。春先は水不足を心配するニュースが多かったのですが、梅雨に入ると連日の雨、時に大雨洪水のニュースも多くなり、ダム貯水量も100%と回復しました。そんなこんなで、6月は梅雨の晴れ間を狙っての活動となりました。本日21日、梅雨明け直後待ちに待った晴れ!、ヤンバルへ出かけました。沖縄の梅雨明けから内地が梅雨に入るこの期間、梅雨前線に向かって南よりの風が吹きこみ、いよいよ迷蝶のシーズンに入ります。国頭村安田ではシロウラナミシジミが数頭確認できました。この時期はあまり見ないのですが、本種は良い兆しのようです。国頭村辺野喜でリュウキュウムラサキ(ジャワ型)1
を目撃、大宜味村饒波でリュウキュウムラサキ(台湾型)1
を撮影しました。ジャワ型
は赤い斑紋がくっり見えたので、撮影か採集か迷っているうちに見逃してしまいました。残念。
はテリトリーを張るので楽チンなのですがね。今日のヤンバルはナガサキアゲハが増えてきているようです(有尾は見ませんでした)。本日以前の活動は、6月7日に国頭村安田でシロウラナミシジミ1頭目撃、国頭村宜名真ではルリウラナミシジミ多数発生していました。6月8日はうるま市勝連南風原でイワカワシジミ1
確認。6月9日はうるま市妙山山頂付近でシロウラナミシジミ1
。6月12日はうるま市大田でフタオチョウ1
目撃しました。妙山山頂付近のシロウラナミシジミは、発生地での様子とは違い、渡りで来たのではないかと思います。シロウラナミシジミも沖縄本島のツマムラサキマダラと同じようにいずれ断続的渡りの供給追加による定着化に向かうのではと考えています。今年、面白いなと感じたのはクロマダラソテツシジミです。本島中部以北、今年は渡りの始まりが遅かったような気がします(南部の状況は不明)。我が家のベランダでクロマダラソテツシジ1
を確認したのが4月20日でした。また、「ありんくりん通信」にも書きましたが、今年は3月から5月まで「バスで行く離島巡り」と題して、3月に平安座島、4月に薮地島を探索しましたがいずれも目立ったソテツの食害もなく本種を確認できませんでした。さすがに、5月の伊計島では本種を数頭確認できました。そして、その後は大爆発的に本種を見ることとなりました。春先のソテツ新芽の食害の様子と今見る大量個体には大きなギャップがあり、渡りの大量化だったのではと感じています。南部のみなさん、いかがでしょうか?。
今回のカレンダーはクロマダラソテツシジミにしました。分布については知りうる限り島嶼別で記しています。記録の漏れがあるようでしたら、ご教示いただきたくお願いします。
----------------------
●●蝶類発生情報コーナー●●
前回の配信から本日までに双尾Ⅱへお寄せいただいた各地の蝶の発生状況をまとめています。
MY氏:5月20日に福岡県北九州市小倉でモンシロチョウの乱舞(1箇所で約30頭)を観察しました。
YA氏:6月8日に山形県天童市でアカボシゴマダラ(春型)を目撃しました。
引き続き発生状況はもちろん採集禁止情報など、貴方の町の蝶情報お待ちしています。
発生状況や禁止情報も共有、ご協力お願いします。
----------------------------
双尾Ⅱのホームページでは「沖縄蝶類食草図鑑」(http://syokusou.choumusubi.com/index.html)というページがあります。ここでは食草と吸蜜植物の項目に分かれています。このたび、食草図鑑のページ雛形がようやく完成しました。これによって「沖縄蝶類幼生期図鑑」(http://youseiki.choumusubi.com)とリンクしやすくなりました。いずれ幼生期の写真を食草図鑑にもリンク・アップします。なお「沖縄蝶類食草図鑑」の解説部分は「ネット参考」部分をクリックいただくことで、専門家の解説を見れます。問題は、植物の写真を撮りためることです。花と実、全体の容姿など植物の写真撮影はなかなかうまくいきません。最近、新田智は沖縄生物で夜の生き物に凝っています。植物も夜間撮影することで、花の場合は開花してないこともありますが、周りの景色(緑)を消してくれるので意外と綺麗に写せます。日中うまく写せないとなると今後、植物の夜間撮影にも挑戦しなければならないのかな・・と考えています。

沖縄は昨日(20日)に梅雨明けしました。春先は水不足を心配するニュースが多かったのですが、梅雨に入ると連日の雨、時に大雨洪水のニュースも多くなり、ダム貯水量も100%と回復しました。そんなこんなで、6月は梅雨の晴れ間を狙っての活動となりました。本日21日、梅雨明け直後待ちに待った晴れ!、ヤンバルへ出かけました。沖縄の梅雨明けから内地が梅雨に入るこの期間、梅雨前線に向かって南よりの風が吹きこみ、いよいよ迷蝶のシーズンに入ります。国頭村安田ではシロウラナミシジミが数頭確認できました。この時期はあまり見ないのですが、本種は良い兆しのようです。国頭村辺野喜でリュウキュウムラサキ(ジャワ型)1
今回のカレンダーはクロマダラソテツシジミにしました。分布については知りうる限り島嶼別で記しています。記録の漏れがあるようでしたら、ご教示いただきたくお願いします。
----------------------
●●蝶類発生情報コーナー●●
前回の配信から本日までに双尾Ⅱへお寄せいただいた各地の蝶の発生状況をまとめています。
MY氏:5月20日に福岡県北九州市小倉でモンシロチョウの乱舞(1箇所で約30頭)を観察しました。
YA氏:6月8日に山形県天童市でアカボシゴマダラ(春型)を目撃しました。
引き続き発生状況はもちろん採集禁止情報など、貴方の町の蝶情報お待ちしています。
発生状況や禁止情報も共有、ご協力お願いします。
----------------------------
双尾Ⅱのホームページでは「沖縄蝶類食草図鑑」(http://syokusou.choumusubi.com/index.html)というページがあります。ここでは食草と吸蜜植物の項目に分かれています。このたび、食草図鑑のページ雛形がようやく完成しました。これによって「沖縄蝶類幼生期図鑑」(http://youseiki.choumusubi.com)とリンクしやすくなりました。いずれ幼生期の写真を食草図鑑にもリンク・アップします。なお「沖縄蝶類食草図鑑」の解説部分は「ネット参考」部分をクリックいただくことで、専門家の解説を見れます。問題は、植物の写真を撮りためることです。花と実、全体の容姿など植物の写真撮影はなかなかうまくいきません。最近、新田智は沖縄生物で夜の生き物に凝っています。植物も夜間撮影することで、花の場合は開花してないこともありますが、周りの景色(緑)を消してくれるので意外と綺麗に写せます。日中うまく写せないとなると今後、植物の夜間撮影にも挑戦しなければならないのかな・・と考えています。
